投稿日:2019年9月7日
最終更新日:2022年5月10日
山歩きの会徳本峠

第59回 山歩きの会「徳本峠とくごうとうげ」

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WRITER 畑田吉敏
会長
シニアメッセージ21へようこそ 我々のシニアメッセージ21はシニア層の生きがい全般に関する情報発信、親睦交流会、カルチャ講演会の企画運営を行い、会員及びその周辺の人々の心と身体の生きがいづくりに貢献することを目指しています。 メッセージペーパー「TOS・TAG」の発行、「山歩きの会」にて山歩きやハイキング・見学会の開催、「月例会」としてカルチャ講演会や交流会を行なっています。
第59回 山歩きの会「徳本峠とくごうとうげ」

第59回 山歩きの会「徳本峠とくごうとうげ」

今回は総勢9名内5名はNPO非会員、多分この会始まって以来だと思う。焼岳の予定が噴火の兆しありで急遽「徳本峠」に変わった。二つの意味でこれで良かったと思っている。

一つは上高地へ入る唯一の国道梓川添いの158号線は昭和8年に開通している。それまでは松本から島々谷川添いの道をながい時間をかけてここ徳本峠に至り上高地に入った。江戸時代に開かれたルートであったらしい。今の峠の小屋は大正12年に建てられ日本近代登山の歴史が刻みこまれている。我々はそれを追体験することができた。

 もう一つは早朝に穂高神社奥宮のある明神池を散策することができたことである。池面から出る霧とそこに映る明神岳この景色の四季を想像するとまさにここは神が舞い降りる地「神降地」であることは誰もが感じることであろう。我々は優しいこの季節に訪れたが、厳冬期や早春のこの池の模様を覗いてみたい衝動に駆りたてられる。
 後ろ髪がひかれる上高地を残して帰路に立った。


山歩き通信


河童橋から


明神岳